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【産科】12:00~14:30【産科以外】9:00~17:00
不妊科
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不妊科

リプロダクションセンターとは
不妊で悩む方の心を癒しながら総合的に不妊症治療をご提供
  • 不妊症の治療をより専門的に行うことができます
  • 夫婦そろっての治療が受けやすくなりました
  • 患者さんの治療ストレスを軽減します
  • 生殖医学研究を行うことにより、より高いレベルの治療を目指しています
  • 43歳以上の方は治療成績が芳しくないこともあり積極的な治療は行っていません
(日本産科婦人科学会から生殖補助医療実施施設に認定され、関連学会に研究成果を適宜報告しております)
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診療時間

予約
午前
9:00~12:00
  • 三宅
  • 吉田
  • 吉田
  • 三宅
  • 吉田
  • 吉田
  • 三宅
午後
17:30 / 18:00 / 18:30 / 19:00
  • 三宅
  • 吉田又は専攻医
  • 三宅又は専攻医

診療

 まず、次に挙げる不妊の3大要因を調べることから始めます。

  • 排卵因子超音波検査や基礎体温をつけて排卵があるかどうか
  • 子宮卵管因子子宮卵管造影法で卵管が疎通しているかどうか
  • 男性因子精液検査で夫の精子が数も動きも十分にあるか

 これらに異常がなくても、子宮内膜症、子宮筋腫、性感染症や血中の抗精子抗体などについても順次調べていきます。
 しかしながら夫婦共に全く異常を認めないのに妊娠しない方もたくさんおりますが、年齢因子、喫煙習慣、夫婦生活のタイミングのずれ等も重要な因子となります。

 これらの不妊の原因に対して適切な治療を行い、すぐに妊娠される幸運な方も大勢いらっしゃいます。一方で、なかなか妊娠せず通院が長くなることで精神的にもかなりのストレスになられる方もいらっしゃいます。
 しかしながら、夫婦仲良くゆとりを持って生活し、協力して根気よく治療を続けられることを望みます。

 2022年4月よりこれまで当院で自費診療にて行っていた人工授精、生殖補助医療(体外受精、顕微授精、胚移植)が保険診療で実施可能となりました。これによって経済的な負担は大きく減少することになりますが、着床前検査(PGT-A)、子宮内フローラ検査、子宮内膜着床能検査(ERA検査)などは未だ効果が明らかになっておらず、一部は先進医療に位置付けされており、当院では実施しておりません。

お願い
受診時には毎回基礎体温を持参してください。
幸いにも妊娠が成立して他院へ受診する方はご一報お願い致します。

治療までの流れ

受診のご予約&受付
  • 初診の方・診察券はあるが不妊外来に初めてかかる方
     月〜土の午前中(受付は8:30~11:30)に受診してください。来院するタイミングは特にありません(月経中でも構いません)。
     最初に問診ならびにオリエンテーションをする時間を確保したいので、初診の方は『予約』と記載のある時間帯には診療できませんのでご注意ください。
  • 再診の方
      不妊治療の診療時間帯で、診察ができます。
     『予約』の時間帯は予約をしてから、来院してください。
     予約は、窓口または電話(9:00~16:30)にて、お受けしております。
     カルテナンバーがわかるものをお持ちください。
     予約なしで直接ご来院された場合、診察をお断りしてますので、ご了承ください。
     予約の時間帯は、人数制限を設けております。予約の時間は厳守してください。また、1人あたり5分間の診療時間しか確保できないため、ご夫婦揃って治療方針についてゆっくりご相談されたい方は月〜土の午前中の外来にお越しください。
     万が一、診察の予約がいっぱいの場合は、ご自身で都合をつけていただきますようお願い申し上げます。

問診
 受付にて、診察券・保険証・紹介状(ある方のみ)を提出してください。基礎体温表をつけている方は、お持ちください。
 (直接医師に提出してください。)
 前医にて検査をした方は、その検査内容が分かるものをお持ちください。(1年ぐらい前までのもの)

内診・検査
 来院の日によって、出来る検査もあります。
 診察時に医師とよくご相談ください。
 (生理中は、内診が出来ません。)

治療方針のご相談&次回来院日の決定
 内診や検査などをすると、今後の治療方針が決まっていきます。
 診察の内容によって、次回の来院日は個人個人違います。
 スケジュール帳などをお持ちになって、医師と確認の上、次回の来院日及び診察代等を必ず確認して、お帰りください。

タイミング法

 一般的に最初に用いられる治療方法になります。
 帯下(おりもの)の状態や超音波検査による卵胞の大きさなどから排卵日を正確に予測し、その日に夫婦生活を営んでもらうことで妊娠をめざす方法です。
 また、排卵がない場合や排卵の状態が良くない場合には、卵胞の発育と排卵を促すように排卵誘発剤(内服薬、注射)を併用します。
 通常は5〜6周期試みます。

人工授精

 人工授精は女性の子宮内に無菌的に取り出した運動精子を注入する方法になります。
 卵管の中で受精して子宮に着床するので、自然に近い妊娠となります。
 妊娠する確率は10%前後と高くありませんが、生殖補助医療を行う前に試みる治療です。通常は5〜6周期試みます。
 人工授精は、次のような場合が対象となります。
  • タイミング法などの治療を行ってもなかなか妊娠しない場合
  • 精子数が少ない、もしくは精子運動率の低いことが不妊の原因であると考えられる場合
  • 抗精子抗体が陽性の場合
 受診する際には、ご主人の保険証を必ずご持参ください。
費用
5,420円(診察料・注射料は別途)

生殖補助医療

体外受精
体外授精
 体外受精とは、卵巣から取り出した卵子を、別途夫から採取した精子と自然の力で受精させ、その受精卵を培養した後に子宮に戻す方法です。

体外受精は、次のような場合が対象になります。
  • 一定期間、人工授精等の治療を行ったが妊娠しない場合
  • 精子数や運動性に不妊症の原因があると考えられる場合
  • 卵管の閉塞が不妊の原因である場合
  • 子宮内膜症による不妊の場合など
顕微授精
体外授精
 顕微授精とは、卵巣から取り出した卵子に対して顕微鏡下にてガラス管等を用いて卵子の中に直接精子を注入して受精させます。
顕微授精は、次のような場合が対象になります。
  • 精子の数が極めて少ない場合
  • 精子の運動性不良・奇形精子の割合が高い場合
  • 体外受精で受精しない・しにくい場合

胚移植(新鮮胚移植・凍結融解胚移植)
 体外受精・顕微授精で得られた受精卵を培養し、胚になった段階で子宮内に直接注入し移植します。1回の治療で多くの胚を取得し保存することによって、身体に負担のかかる採卵を避けながら効率的に妊娠の機会を伺うことになります。近年、胚の凍結保存法が安全性、確実性、共に向上したことにより、凍結融解胚移植が主流となりつつあります。
 また、必要に応じてアシステッドハッチングや高濃度ヒアルロン酸含有培養液を用いるなど保険診療の範囲内で治療を行います。
 ただし、保険適用の範囲が40歳未満の方に関しては6回まで、40歳以上43歳未満の方は3回までと治療回数に制限があります。

費用
約100,000〜200,000円(保険診療)

不妊相談

 診察をしていると、こんな事を思うかもしれません。
  • タイミング法または、人工授精を何度かしたが妊娠しない。
    そろそろ体外受精にした方がいいかしら?
  • 体外受精をやってみたいが、金額が高いと聞いている。
    どのように進めていくのか、どのくらい金額がかかるか気になる。
  • 何をどうしたらいいのか、わからなくなってしまった。
    などなど
 そんな時は、毎週土曜日15:00~(要予約)行っている【不妊相談】に夫婦でいらっしゃいませんか?
 この不妊相談は、看護師と胚培養士でご夫婦の疑問にお答えするものです。
 先生には聞けない事も、【不妊相談】であれば聞き易いかもしれません。
 カウンセリング料金は、1,000円(税別)です。